病児保育:補助金の見直し直撃、8割赤字に 共働き、急病の子預かり施設

 共働き世帯などの子供が急病で登園・登校できない際に預かる病児保育施設(08年度は1164カ所)について、昨年度は6割以上が赤字で、今年度は8割前後に増える見通しであることが、全国病児保育協議会などの調査で分かった。補助金が十分でない上、厚生労働省が今年度から算定法を改定し、大半の施設は補助金を削減されるため。政府は今年度末までに1500カ所に増やす目標を掲げているが、経営難で減少する恐れが出ている。