思い出したこと

もう随分長いこと会っていない Tomatotic-jelly の こどもが生まれた頃。
ある家族と出会いました。
(厳密にはネット上で知り合い、後に実際にお会いする機会を得た)
その ご家族の お子さんは、ベッドの上で植物状態でした。
別れた こどもより、ちょっとだけお兄さんで、彼が四ヶ月に差し掛かった頃、風邪をこじらせ入院した事から、悲劇がはじまります。
「寝返りは、しない」
そんな思い込みによる病院の不注意から、うつ伏せになり、彼が枕に顔を埋めた窒息状態で発見されたのです。それから、1年半ほどして、彼は、お星様になりました。後に 彼が存命の時に お会いした彼の お兄ちゃんは、中中の美男子でした。 そんな ご家族との交流の中で、保育園の お昼寝中に窒息死した こどもの ご家族とも 知り合う事になりました。何故か、みんな同じ年頃だったのは、今 思うと不思議です。
事故自体も 重大な事では有りますが、その事件で一番の問題になったのが、不注意の窒息事故(和解になっているので表現が不適当かもしれません)が、事故の対処が後手後手になった事、SIDS(小児突然死症候群)として隠蔽されようとした事にあります。
裁判が続く中でも、私営保育園(ちびっ子園)での事故死などが取り沙汰されていたように記憶しています。
このような事が有ったので、こどもが、五日ほど入院した時の不安を思い出すと今でも心が重く沈んでしまいます。
いま、Tomatotic-jelly が、不安で不安で不安で仕方が無いのは、そのような事が、目の前で起きるのではないかと言う不安なのです。そして、万が一が起きた時に何が起きるのか。彼と、その家族が受けた悲しみや憤り、それが繰り返される事を想像するに難くない現実があります。
現在、その中にある親御さんたちは、今まで、起きてきた事。これから起きるであろう事に目を瞑っていた結果は、理不尽にも自分に返ってくる事を心の何処かに留めて置いていただければと思います。
また、まだ、こどもを お持ちでない女性を揶揄するような気持ちは全く有りませんので、誤解していただきたくは無いのですが、ご自身が、こどもをもうけられた時に、いま、渦中に居られる親御さんたちの気持ちが 分かる時が来るかもしれません。でも、その時では遅すぎると言う事を お伝えしたいと思います。ここでは、特定の方を念頭には置いておりますが、昨今の周産期事情を考えると、多くの方に当て嵌まるかも知れません。
そのような事が 起きない事を 願っているのは言うまでも有りません。また、こどもを捨ててしまった親なので、偉そうな事は言えませんが、少しだけでもお聞き届けいただければと思っております。
なんか、涙でてきた・・・